知らない街で知らない乗り物に乗る、
このほどよい緊張感がたまらなく好き。
行き先を決めず、
ちょっと迷うことを目的の中に入れて、
行き当たりばったりの乗り物に乗り込む。
1日に数便しかない不便な場所だと
大変な思いをする羽目になるだろうけど、
都会ならまた元の場所に
ちょっとした冒険を添えて戻ってくることができる。
London Zooをお散歩していた時のこと。
すぐ横の川からボートが出ていてどこかに行けるよ、
という看板を発見。
タイムテーブルを見ると次の出発までにまだ少し時間があったので
お散歩の続きをして時間を待つことに。
そして時間が近付いてきたのでボート乗り場へ行くと、
日曜日のお昼時だというのに
ここからの乗客は私だけしかいない。
向こうから来たボートにも数人しか乗っておらず、
そんなさびれた感がとても気に入ってしまった。
(いつもはもっとにぎわっているボートだったらごめんなさい…)
終点のLittle Venice駅に着いて、
ボートを降りて当てもなくまた歩き出す。
住宅地をさまよい歩いていたら
本格的に迷ってきたので
バス停を探してバスに乗って、
点と点で移動することにする。
結構歩いてバス停を見つけ、
とりあえず来たバスに乗ってみる。
しばらく乗っていると、
ある停留所で一気に人が降り出したので、
流れに乗って私も一緒に降りてみた。
というか条件反射で集団行動に流されてしまっただけだけど。
そしたらそこは高いビルが並ぶビジネス街のようなところだったので、
もっと楽しい場所へ行こうと次のバス停を探してみる。
探し出したバス停からまたバスに乗り、
ここらでちょっとバスにはもう疲れてきたので
地下鉄の入口を見つけたらそこの近くで降りて
次は地下鉄でどこかわかりやすいところへ行くことにする。
点と点の移動から、
もっとラインがクリアな線の移動をしようと思って。
バスの車窓から地下鉄の入口を見つけたので、
そこの停留所で降りる。
さまよい疲れが結構出てきたので、
行き先が明確な地下鉄
(バスだって行き先さえちゃんと見れば明確なんだけど…)
に早く乗ろうと入口へ行くと…
ガーン…
シャッターが閉まっている。
運休…ですか…。
日本じゃこんなの絶対ありえないよね。
今日は何々線お休みです、って
普通にあるのが信じられない。
でも仕方ないので歩いて歩いて、
開いている地下鉄(開いている地下鉄ってなんだー!!)を探しだし、
やっとこさ、
このお散歩の終着点を目に見ることできた。
1つ目のバスに乗るまではよかったけど、
その後はちょっと疲てしまったかな。
でも、この感じ、やっぱり楽しいな。
誰かと一緒にいる時でも
「なんだか迷ってしまったみたい」
なんて言葉を聞くと、
困った! よりも、
わくわくする! の気持ちが前にきてしまう
不謹慎な私だったりするのです。